December 19, 2017

病気でお世話が必要な人の洗濯は、どうしています?

病気の人のお世話をしていると、「衣食住」の大切さを身に染みて感じます。 母の介護をしていて、気づいた私のこだわりがあります。 「洗濯では、●●をしたくない。」 こだわりを持っていることに気づいて、こだわりを私から手放したら、母の体調がよくなりました。   高齢の母の住まい 母は、病院に直結しているサービス付き高齢者住宅に入居しています。   日中は洋服で過ごし、寝る時にパジャマに着替えます。 排泄が自分ではできないから、紙パンツを使っています。 服も肌着も毎日汚れるので、洗濯物はかなりの量になります。 洗濯は、私がやっていました。(←過去形です)   介護に完璧主義は禁物ですね 母の介護が始まったばかりの頃は、怖い物知らずでした。 なんでも、私ができる。 私がやる。 とかなり、肩に力が入っていました。 片道30分の施設にいる母の所にせっせと通い、洗濯物を持ち帰り家で洗濯をしていました。   なぜ、私がそこまで洗濯に執着したかと言うと、 「洗濯では、合成洗剤を使いたくない。」 と、こだわりがありました。 一般で使われている洗剤は、合成洗剤という種類のものです。   私からみる合成洗剤のイメージは、こんなでした。 合成洗剤の香料はくさい 合成洗剤は体に良くない 病気の母の負担を軽くするために、合成洗剤は使いたくない   無理していると、イライラしてきます 介護を始めてから8ヶ月目。 母の乳癌の腫瘍マーカーは上がり続けるし、介護に疲れが出始めました。 なんだか、イライラしやすい。 ちょっとしたことで、ムッとするようになりました。   なんだろう、、、 もしかして、介護に疲れているのかなあ?   こういう時って、自分では分かりません。 自分で自分を客観視するのって、結構難しいです。   自分の時間を見直しました。 介護、家のこと、仕事、こどもの学校の役員。 これだと、忙しいわけです。^^   私じゃなきゃいけない?   私でなきゃいけないことって何だろう? 他の人にお願いできることはある? と「ある」が前提の視点で、考えました。   そしたら、ありました!   「洗濯を人にお願いする。」ことです。 施設に洗濯業者さんが入っていて、有料で洗濯をしてくれます。   でも、合成洗剤が苦手な私は洗濯業者さんを避けていました。 そこで、自分に問いかけてみました。   「合成洗剤は、本当に悪? 母のために、力を貸してくれる人がいる。 私が洗濯を手放すことで、得られるものがあるはず。」   1日くらい、真剣に自分の心の内と向き合いました。 そして、委ねて、手放すことにしました。 「みんな、母のためにやってくれている。」 「母が清潔に洗濯された洋服で快適に過ごせるように、それぞれの人ができることをやってくれる。」 このような視点に切り替わる瞬間がありました。   洗濯を専門の業者さんにお任せしました 秋からは、洗濯を業者さんにお願いしました。 費用は、1週間で1,000円です。   お願いしてみて、私がとってもとっても楽になりました。 時間も、心も、体にもゆとりがでました。 どれほど、体に力を入れて頑張ってきたかも分かりました。 ゆるゆるくらいが、ちょうどいいです。   同じ頃、母の体調にもいい変化が出たんです! このことは、また、今度にお話しますね。   私のように、家族に体調が悪い人がいてお世話をしている人達って、疲れていると思います。 頑張ることも必要ですが、どこかで息を抜けるところがあると楽になります。 お世話は、ながく長く続くものですからね。   年明けに、私と母の体験談をお話するセミナーを開催します。 1月28日(日)仙台 『保健師ホメオパス三森弥生が語る 認知症で乳がんの母と歩んだ、人生の中で一番幸せで穏やかな1年 ~医療とホメオパシーの調和に支えられて~』   詳細は、こちらをご覧ください。