「手術をしたら、声がでんなるそうやが」
叔父の咽頭癌と向き合うホメオパスのサポート手記3 叔父のこうきさんは75歳。 高知の村で一人暮らしをしています。 2019年6月に咽頭癌と診断され、8月に手術を受けました。 姪の私が仙台からサポートをしています。 「手術をしたら、声がでんなるそうやが」 叔父のこうきさん 先月咽頭癌が見つかりました。 高知の村で暮らしています。 独身で、1人暮らしです。 どんな人かというと、 喋ることが大好きで 趣味は、家系図を調べること。 江戸時代後期くらいまでの家系は、ほぼ暗記しています。 そして会う度に、ご先祖様の由来を話してくれます。 神道のお祭りごとの依頼を受けた時だけ、神主をしています。 咽頭癌の治療では、声帯を摘出予定です。 「手術をしたら、声が出んなるそうやが、神主の仕事はできるろうか?」 と相談されました。 私は、返す言葉がありませんでした… 親戚一しゃべることが好きで 声を使う仕事をしているこうきさん。 声帯を切除する「覚悟と気持ち」は 想像してもしきれなくて、 私も胸が苦しくなります。