乳癌が転移しているのに、こんなケースはみたことがない

82歳の母は、乳癌です。

癌医療の3大治療「抗がん剤、手術、放射線治療」は受けずに緩和ケアを選びました。

緩和ケアの主治医がこう言いました。

「乳癌が転移しているのに、こんなケースはみたことがない」

乳癌の経緯

母は認知症で、6年前から高知市のグループホームに入所していました。

2016年10月、入浴中におっぱいの皮膚がえぐれ出血しました。
乳腺外科を受診し、エコー検査、CT検査、生検を受けました。

※生検とは、がん細胞の疑いがある時に、直接針を刺し組織を採取し、顕微鏡などで調べる検査。

 

検査結果より

  • 乳癌
  • 肺、肝臓、リンパ節に多数の転移がある
  • もっとも進行が早いタイプの癌(高齢者にはめずらしい)

 

これらのことから、次のような説明を受けました。

  • 余命は半年ほど
  • 乳癌よりも転移先の肝臓の状態が悪くなる方が早く、肝硬変のような症状(黄疸や腹水)で苦しむ最後になるであろう
  • 入院し抗癌剤治療を受けると、少しの延命が望める

 

今後の治療については、私と妹と従兄弟の医師で話し合いました。

母が苦しまずにいることが家族の一番の願いなので、医療の治療は受けず「癌の緩和ケア」を選びました。

※癌の緩和ケアとは、治すための積極的な治療は行わず、生活の質を維持しながら、生命を尊重し、死を自然なことと認める方法。

 

診断医は、日本乳癌学会が認定している乳腺専門医です。

私達家族の意向を伝えると、

「それもいい選択だと思います。」

と受け入れてくださり、紹介状を発行してくれました。

こうして転院する手順をすすめて、緩和ケアを得意としている病院に移ることになりました。

 

母の日常生活

高知名物の田舎ずし

紹介状の発行には、転院先の病院名と医師名が必要です。

診断医は高知県で、転院先は宮城県なので、医師のネットワークの範囲外だったので、

転院先の病院と医師は私が探しました。

 

昨年末、この世の最後のお別れのように親戚中が送迎してくれるなかで高知を後にし、

宮城県仙台市に引越し、サービス付きの高齢者住宅に入居しました。

 

保険制度上は、入院ではなく在宅です。

緩和ケア専門の主治医と看護師の往診を週1回受け、

認知症と高血圧の薬は続け、週1回は体力を維持するリハビリに通っています。

 

癌治療は受けていないので食欲が落ちることがなく、食事はなんでも食べてます。

ほとんどの時間を高齢者住宅の共用スペースで過ごしているので、いろんな人に可愛がってもらっています。

 

 緩和ケア主治医の意見

主治医は、緩和ケアの臨床経験が長い40歳後半の先生です。

観察力と判断力があり、医療職からの信頼が厚く、院内のリーダー的存在です。

 

母への対処は、毎週の往診、月1回検査と結果説明を行います。

 

先月の診察時に言ったことは、

「乳癌が転移しているのに、こんなケースはみたことがない」です。

 

CT検査の画像上でみる肝臓への転移腫瘍は、少しずつ大きくなり続け、

血液検査の乳癌腫瘍マーカーは、上昇し続け

乳房の皮膚は破れ、表面がえぐれ、潰瘍化ているところから出る液体(浸出液)は大量になっています。

検査データ上では、母の乳癌は進行しています。

 

主治医の経験上では、母の検査データくらいに上昇すると、

癌の痛みが出たり、

動けなくなってくる患者さんが多いそうです。

 

それなのに、

母は癌の痛みはなく、

免疫の数値は上がり、

自立して歩くことができ、

1日3回の食事をおいしく食べられ、

時にはジョークを言って介護士さんを笑わせています。

検査では測定できない、日常生活の質は維持しています。

 

母はの経過は、多くの末期癌の患者さんがたどるものとは違うそうです。

一日中ソファーで横になり眠っている時間が多くなっていますが、それは癌の影響ではなさそうだということです。

 

約1年前に仙台に引っ越してきた時と比べても生活の質はあまり変わらずに、

頭の回転はクリアになっていっているので、(認知症なのに!)

癌の検査データと母の様子がかみ合わずに、「乳癌が転移しているのに、こんなケースはみたことがないとなるわけです。

 

母がうまくいっているわけ

余命半年と診断された乳癌が、命の期限を過ぎても元気で暮らせるわけは2つの効果が考えられます。

  • 家族の愛が側にある
  • 自然療法のホメオパシーが体の自然治癒力を刺激し、穏やかな健康維持に役立っている

 

乳癌が見つかる前の母には、日々に家族の愛を肌で感じる環境ではありませんでした。

3年前に父が帰幽し、独り身で施設に入居していました。

2ヶ月毎に県外に住んでいる妹が会いに行き、2年おきに孫達が遊びに行っていました。

 

今は、月に数回は孫が合いにいきます。

孫の顔を見ると、超ご機嫌になりニコニコします。

 

ニコニコする、笑顔になる、ことは癌の回復には重要なポイントです。

癌の部門で毎年全米1位を取り続ける癌センターが示す代替医療の中には、「笑いましょう」という項目があるほどです。

 

自然療法のホメオパシーを使っています

CT画像をホメオパシーセンターで確認中

癌医療を受けないと決めた私達家族は、ホメオパシー療法をとり入れています。

緩和ケアの主治医はこのことを理解してくれていて、本当にありがたいです。

 

月に1回、主治医から病状の説明を受けます。

そこからの情報をホメオパシーの視点に変換し、ホメオパシー分析を行い、母に最適のホメオパシー商品を選びます。

 

私がやっているホメオパシーは、

乳癌を治すのではなく、

現状を維持し、悪化させずに、日々のくらしが普通に生活できることを目標にしています。

 

母の体に対して、ホメオパシーもいい働きをしていると思っています。

一般的には、「ホメオパシー療法は好転反応を乗り越えて、病気がよくなっていく」

と言わています。

※好転反応とは、病気がよくなっていくために熱が出たり湿疹を出したりする反応

 

私は、25年の保健師として培ってきた医学的知識をベースにし、

高熱を出さず、湿疹も出さず、そして癌を進行させず、穏やかに生きていけるホメオパシーを行っています。

 

母のために選ぶオリジナルのホメオパシー商品は、メモを付けて母の部屋に並べています。

それらを、日常の世話をしてくれている介護士さんが1日3回(朝昼晩)に母に与えてくれます。

 

そのなかで、いつもと違う様子になった時には、介護士さんや訪問看護師さんがすぐに連絡を入れてくれます。

例えば、膝が痛くなったり、乳癌を処置しているバンソコウに被れて痒くなった時です。

急いで母に合いに行き、応急手当ができるホメオパシー商品を追加で選び、とらせています。

こうやって、早めの対応をすることで悪化せずにやっています。

 

お母さん、一緒に年越ししようね。

母と私

三森弥生のホメオパシー 仙台から発信

日本ホメオパシーセンター仙台榴岡(つつじがおか) ミモザにて、

医療の視点も兼ね備えている三森弥生のホメオパシー健康相談会をぜひご体験ください。

 

ホメオパシー健康相談会の詳細はこちらです

 

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